Webディレクターはしんどいって聞くけど本当?そもそもどんな職業なの?

2023年08月16日

 しんどいとよく言われるWebディレクター、皆さんは、Webディレクターがどんな仕事か知っていますか? 

「Web制作に関わる仕事だよね!」

「Webサイトを作る仕事だと思うけど、具体的に何をしているんだろう?」


「WebディレクターとWebデザイナーの違いは何?」

Web制作の需要の増加やEC市場の拡大などにより、一度は耳にしたことのある職業だと思いますが、彼らが具体的に何をしているのかを知らない方がほとんどではないでしょうか?
Webディレクターの主な仕事内容は、Webサイトの構築というプロジェクトにおいて、全体の指揮をとる総監督の立ち位置という非常に重要なポジションです。様々なスキルが必要とされ、職務内容も多岐に渡ることから「Webディレクターはしんどい」とよく言われるのでしょう。

Webディレクターの主な仕事内容

では、ここでWebディレクターの具体的な仕事内容をみていきましょう。

企画・提案

Webディレクターの最初の重要な仕事の一つは、企画と提案です。クライアントの要望やビジネスの目標を理解し、Webサイトやプロジェクトの戦略を立案する役割を果たします。

このプロセスでは、クライアントと積極的にコミュニケーションを取りながら、ニーズや要件を詳細にヒアリングし、そのビジョンや目標を把握します。また、競合他社のWebサイトや業界のトレンドを分析し、最新の技術やデザインのトピックにも目を向けます。

次に、提案書の作成です。Webサイトのコンセプト、デザインのアプローチ、予算、制作フローなどの詳細が含まれた提案書をプレゼンテーションすることで、クライアントとの共通理解を深め、プロジェクトの方向性を確定させます。

プロジェクト管理

プロジェクト管理は、制作フローがスムーズに進行し、予算内で納期を守るために欠かせない役割です。複数のタスクとチームを統括し、スケジュールの管理、リソースの割り当て、進捗の追跡、課題の解決などを行います。プロジェクトの全体像を把握し、タイムラインを立てて目標に向けて計画を進めます。

プロジェクト管理には、ステークホルダーやクライアントとの円滑なコミュニケーションも含まれます。進捗状況や課題、変更要件などを適切に伝え、プロジェクトの進行に影響を及ぼすリスクを最小限に抑えることが求められます。また、予期せぬ問題が発生した際に迅速かつ効果的に対処し、プロジェクトを円滑に進めるための対策を講じる必要があります。
過密なスケジュールの中、業務をこなすこのフェースで、しんどいと感じるWebディレクターは多いでしょう。

 運用・更新

Webサイトは一度公開された後も常に進化し続けるものであり、情報の更新や改善が必要です。定期的なコンテンツのチェックやWeb校正を行い、Webサイトが最新かつ正確な情報を提供することを確認します。また、サイトパフォーマンスの監視も重要であり、トラブルが発生した場合には迅速に対処する必要があります。

さらに、ユーザーのフィードバックやウェブサイトのアクセス解析を活用して改善点を見つけ出し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための戦略を立てることもWebディレクターの仕事です。

Webディレクターが「しんどい、つらい、辞めたい」と感じる時

Webディレクターの仕事は非常に多岐にわたり、プロジェクトの計画から運用まで幅広い業務を担当するため、責任の重さやスケジュールの綿密な管理などがストレスとなることがあります。以下に、Webディレクターがつらいと感じる瞬間を挙げてみました。

 多岐にわたる業務

 最初の段階からプロジェクトに携わり、クライアントとの打ち合わせやニーズの把握、具体的な企画の立案からデザインの指示出し、プロジェクト管理、そして運用段階まで、各フェーズにおいて責任を持ちます。このような多岐にわたる業務と責任の重さにより、Webディレクターの仕事は多忙で、しんどい側面が多々あります。

クライアントとの折衝

Webディレクターは、クライアントとの窓口担当として活躍します。クライアントからの要望はもちろん、クレームを受けることも多々あります。制作側のミスであっても、責任を負うのはWebディレクターなので、彼らはクオリティを担保し、制作側のミスを防ぎつつプロジェクトを進行させます。Webディレクターには中間管理職としての責任とプレッシャーが待ち受けています。

スケジュール管理の厳しさ

プロジェクトの進行を円滑に進めるためには、納期や進捗管理がのしかかってきます。クライアントとの契約に応じた納期を守ることは当然のことながら、デザイナーや開発者との協力調整やスケジュールの調整も欠かせません。プロジェクトが複数ある場合、スケジュールの重複やリソースの制約により、常にバランスを取る必要があります。また、クライアントの要望が変更される場合もあるため、その都度計画の調整やサイト修正を行わなければなりません。

クライアントと制作側の板挟み

Webディレクターはクライアントと制作側(デザイナーやエンジニア)の間に立ってプロジェクト管理を行います。そのため、緊急の対応をクライアントから依頼された際には、制作側に何とか頼み込んで修正指示への対応を急がせることもありますし、逆に制作側からは構築方法や納期に無理があると指摘され、クライアントと交渉することもあります。このような板挟みの状況で、Webディレクターは双方とのコミュニケーションを取りながら、最善の解決策を見つけ出す必要があります。

 納期に追われる日々

Webディレクターは、Web制作において納期を常に意識しなければなりません。納期に責任を持ち、プロジェクトの進行管理を行います。納期が近づくにつれて緊張感が高まり、公開直前にデザイン修正が必要になることもしばしばです。Webディレクターには責任が集中するため、プレッシャーがつきまといます。

Webディレクターがしんどいと思った時の対処法

では、Webディレクターがしんどいと思った時は一体どうしたらいいのでしょうか?納期に追われ、クライアントと制作側の板挟みになり、クレーム対応をする日々。Webディレクターがしんどい時、辞めたいと思った時、どういった選択肢があるのかご紹介します。

他の職種にチャレンジ

Webディレクターの仕事がしんどいと感じる時は、思い切って職種や職場を変えてみることも一つの良い方法です。Webディレクターとして培った進行やプロジェクト管理のスキルは、他の職種でも必ず活かすことができます。新たなキャリアに転身する際にも、その経験がプラスとなることでしょう。世界にはWebディレクターに限らず、さまざまな職種が存在します。無理をせず、自分自身がより適した職種や職場を見つけることも大切な選択肢の一つです。

Webディレクターとして他の会社に転職

もし、辛さやしんどさを感じる原因が職場内にあるのであれば、Webディレクターとして他の会社に転職することもよいでしょう。職場内に辛さの原因がある場合、新しい職場環境に変えることによって問題が解決する場合もあります。Webディレクターの仕事内容に不満がない場合は、辛さの原因は社内にあるかもしれません。その場合は、新しい環境への移動も一つの選択肢となるでしょう。

フリーランスとしての道を視野に入れる

フリーランスとして独立することも、また一つの選択肢として挙げられます。フリーランスとして独立することで、自分自身の時間を自由に管理することができ、プロジェクトを自分のペースで進めることが可能です。フリーランスとして独立する際には、自己マネジメントの能力が求められますが、その分やりがいや自由度が増します。

ただし、フリーランスは安定した収入を得ることに難しさも伴います。クライアント獲得や契約管理などの面倒な手続きも必要ですが、その分成果に応じた報酬を得ることも可能です。フリーランスとして独立することで、自分のキャリアを自在にコントロールし、しんどさを軽減する道が開けるかもしれません。

Webディレクターはどんな人に向いている?

ここまで、Webディレクターのしんどさについて述べてきましたが、Webディレクターはプロジェクト管理スキルやコミュニケーションスキルなど、web業界以外でも活かせるスキルが身につく仕事であり、キャリアアップや転職においても選択肢の幅を広げてくれる職種です。未経験からWebディレクターを目指す方も多いと思いますが、一体どんな人が向いているのでしょうか?

コミュニケーションが好き

Webディレクターはクライアントや制作チームとの間に立ち、プロジェクト全体を円滑に進める役割を担っているため、人と会話をすることが好きな人は向いていると言えます。

また、制作チームとの意見交換やプロジェクトの進捗報告など、日常的に様々な人とコミュニケーションを取ることが求められるため、コミュニケーションが得意な人はそのスキルを活かしてプロジェクトを成功に導くことができるでしょう。

責任感が強い

Webディレクターは、プロジェクト全体の進行管理やクライアントとの折衝、制作チームとの調整など、多くの責任を負うことが求められます。与えられた仕事に対して真摯に向き合い、納期やクオリティをしっかりと守ろうと努力し、最後までやり遂げることができる人は、Webディレクターに向いています。

マルチタスクが得意

Webディレクターは、プロジェクト全体の制作フローをコントロールするために様々な業務を同時に進行しなければなりません。企画立案からデザイン、開発、運用まで、プロジェクトのあらゆる面を統括する役割を担っています。そのため、同時に複数のタスクをこなすことが必要不可欠です。

マルチタスクが得意な人は、複数のタスクに対して効率的に対応できるため、プロジェクトの進行がスムーズになります。さまざまな仕事に切り替える際にもストレスを感じず、柔軟に対応することができるため、プロジェクト管理やタイムマネジメントなどの業務を効率的にこなし、プロジェクトの成功に貢献することができるでしょう。

相手の立場に立って考えることができる

Webディレクターは、クライアントとのコミュニケーションやプロジェクトチームとの調整が欠かせません。相手の立場に立って考えることができる人は、クライアントのニーズを正確に把握し、適切なアプローチを提供することができます。また、クライアントとの意見の相違が生じた際にも、相手の立場を理解し、誠意を持って調整することで、円満な解決策を見出すことができるでしょう。

総合的に、「相手の立場に立って考えることができる」というスキルは、Webディレクターとして、またどんな仕事においてもクライアントやチームとの信頼関係を築く上で不可欠なスキルです。

Webディレクターのしんどい気持ち、わかります。

 私たち、ポテンシャルユナイテッド(PU)は、2000年にウェブサイト制作会社としてスタートしました。その後、多くのクライアント の皆さまのおかげで、今日では、科学的なマーケティング、洗練されたデザイン、最新のテクノロジーを駆使して、ワンストッ プで仕組みづくりから、効果効率を高める運用まで提供できるWeb制作会社として成長しました。

20年以上に及ぶWeb制作経験から、Webディレクターのしんどい気持ちは人一倍理解しているつもりです。そんなポテンシャルユナイテッドが、制作現場の働き方を改革する為に開発したデザイン校正ツールのUI Collaboはデザインの品質、デザインレベルを高めたいクリエイター達の為の校正ツールです。

  • Webサイトのページが多すぎて、1ページごとに修正指示用の画面キャプチャを取るのが手間
  • 細かな校正指示のやり取りにスクショやメール送信など面倒
  • デザイン修正箇所と内容を正確に伝えたい
  • 修正が多いと、どこまで終わったのか管理が大変
  • クライアントに報告するベストなタイミングを図るのが難しい

といったWebディレクターのストレスを解消します。

そんなUI Collaboの便利な機能については是非、機能ページをご一読ください。使った瞬間にその魅力の虜になること間違いなしです!

共同作業をよりシンプ
ルで
効率的なものに!